商品撮影の時のアシスタントの役割

こんにちは、お久しぶりです!

実に20日振りくらいのブログ更新。
これだけ期間が空いてしまったのは単純に「忙しかったから」。
この20日間、実に色々な事がありました。
スタッフの退職があり、求人~書類選考~面接があり、ボリュームのある短納期の仕事があり・・・。
それ以外にも、まがりなりにも社長をしているので日々色々な仕事があります。
そんなこんなで仕事に追われていて、しかもこの20日間は特に忙しくて全くブログに時間が取れなかったって訳です。
まだまだ忙しさが続いているので、このブログも日曜日に書いている訳すが、しばらくはこんな状況が続くのかなぁなんて思っています。
仕事があるって本当に有難い事ですね~!

さてこの忙しさの一番の要因は、ある化粧品関係のクライアント様より撮影のお仕事をいただいているからです。
内容は自社商品をECサイトで売るにあたり撮影をして欲しいとの依頼だった訳ですが、その点数が何と1000カット以上もありました。
納期は7月末ごろなので約1ヵ月。結構余裕かな・・・と思っていたんですが冷静に考えると1日50カット撮ったとしても20日間・・・。
色調整~切り抜きまですると全然時間がない状況です。
こんな場合はいかに段取り良く進めていくのかがポイントで、特にカメラマンの手を止めない事が重要になってきますね。

商品撮影は「ただ商品を置いて撮るだけ」と思われがちなんですが、実は色々な下準備が必要なんです。
商品1品1品、形状も違うし色や大きさが違うので、大袈裟にいうと1品ずつライティングやカメラの位置を変える必要があります。

そんな撮影の話はまたの機会にするとして、今日はアシスタントの役割について。
撮影の仕事はとても神経を使う作業が多く、カメラマンの負担が大きくなります。
そんな時に「ちょっとした事」を手伝う事によって作業効率が良くなり、時間短縮にもつながります

今回のような化粧品の商品撮影についていうと、商品に細かな細工が必要となります。
一番代表的な例を紹介すると「箱のキャラメル蓋の浮き修正」です。
下記の画像を見て下さい。

IMG_3902

この様に商品そのままだと蓋が浮いていて、見た目も良くありませんね。
そこを両面テープで付けて浮きを無くすんです。

IMG_3903

次にシュリンクが巻かれている商品の場合は、シュリンクを剥がす必要があります。

IMG_3909
撮影後の画像補正でシュリンクを消す事も出来ますが、場合によっては違和感が残ることもあるので、出来るだけ撮影時にケアしておきます。

この商品はシュリンクの上にPOPラベルが貼ってあるので、シュリンクを剥がした後にPOPラベルをもう一度同じ位置に貼り直します。

IMG_3910

あとは

「裏が透けて見える商品は、裏写りしないような処理」

をしたり、

「シワになっている物は裏にプラスチックの板を貼りつけ」

たりします。

この様に地味な作業ではあるんですが、実はそれなりに神経も使いますし、また多少時間も掛かります。
時間のある時はカメラマンがこの様な作業もするのですが、今回は時間がなく、またカット数も多いのでアシスタントが必要となります。
とは言え零細企業で人数も少ないので、大半はカメラマンがしてくれているのですが、ボクも時間がある時は出来るだけアシスタントに入ってます。

アシスタントの仕事は他にも色々と沢山ありますが、ちょっとした事を手伝うだけで大幅に時間が短縮されるんですね。
現在は“撮影”“画像調整”“切り抜き”と3工程に分業して納期に間に合うよう進めています。

こんな感じで今月末くらいまではバタバタしているので、ブログに向き合う時間がちょっと取れないかもしれませんが、この20日間で書きたいネタも出てきているので、追い追い書きたいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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1972年1月18日生まれ。奈良県在住。大学を卒業後、製版会社、広告代理店を経て父親が設立したダイトー光芸(株)に入社。2013年5月より現職。 恵まれたクライアント様や協力会社様に育てていただきながら、日々奮闘中。

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