こんばんは。
先日お客様とミシュラン1つ星の店に行って来ました。
大阪北新地にある「野口太郎」って店です。
入口には「野口太郎」とう表札のみで、知らなければ「個人宅?」って間違えそうな感じでした。
店内はカウンター席が10席ほどあるだけの店。
割烹というか創作料理という感じの店で、「メニュー」はありません。
その日のオススメがタイミングを見ながら順番に出てきます。
“ミシュラン掲載店”って言葉に惑わされた訳ではないですが、出てくるどの料理も美味しいかったです(当然ですが)。
また器が特徴的で、見ても楽しかったですね。
それから何より野口太郎さんの繊細な所作が良かったですね。
料理の事や包丁のさばき方など全くの素人のボクですが、何か雰囲気が良かったです!
最後はかき氷が出てきて終了。
値段は少々高めでしたが、とても楽しかったです♪
さてその「ミシュラン」についてですが、どんな会社が作っているかご存知でしょうか?
実は世界有数のタイヤメーカーが作っているんですね。
では何故タイヤメーカーが料理の格付本を出しているのか?
それは・・・
「安全にドライブを楽しんでもらい、外食に出かけてもらおう。その為には美味しい飲食店が載っているガイドブックがあればいいなぁ」
という発想から作り始めたらしいです。
「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいな感じで、「外食に出掛けてもらえば、車を使ってもらえ、結局はタイヤも売れる」という発想に繋げたんですね。
実は似た様な事例って沢山ありますよね。
●オイルショックでトイレットペーパーが売れる
●大雪でスコップが売れる
●外国人観光客の増加で土地の値段が上がる(昨日のニュース)
挙げればもっと沢山あると思いますが、この様な発想は、実は商売をしていくのにとても大事な事だなって思います。
「風が吹けば桶屋が儲かる」という“ことわざ”は
風が吹く→砂埃で目を傷める
失明する→生計を立てるために三味線を習う
三味線の需要が増える→作るのに必要な猫の皮が必要になる
猫が減る→ネズミが増える
ネズミが桶をかじる→桶が売れる
というこじつけから生まれた言葉ですが、実はどの関係性を見ても全く考えてもいなかったところにニーズがあったという見方ができますよね。
「風が吹いて、桶屋が儲かる」というのは中間部分が省略されている訳ですが、
実は中間部分にもちゃんとビジネスが存在していて、しかも日頃はお客さんと思っていなかった人達に需要が隠れていた訳です。
つまり何がキッカケで物が売れるのか分からない、だから固定概念で物事を考えたらいけない、って事なんだと思います。
ミシュランの話からちょっと強引気味にこじつけましたが、ボクも出来るだけ固定概念を持たずに取り組みたいと思います!
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
櫻井 一慶
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