ダミー作成について(袋ものバージョン)

こんばんは!
ここ数週間バタバタしていましたが、ようやくピークが越えて今日は少し落ち着き気味でした。
が、しかし、後回しにしていた見積りなどの事務処理が溜まっていて、なかなかゆっくり出来ない木曜日の投稿です。

●今日はダミーの作成方法について

弊社ホームページ制作実績のところにも簡単に紹介していますが、時々ダミー品の作成依頼をいただく事があります。
ダミーのことを「モックアップ」とも言います。製品のデザインや設計の段階で実寸大の確認がどうしても必要になる時があり、その様な時に作成される本物そっくりの試作品のことを「モックアップ」と言うんですね。電化製品のような大きな物から、化粧品などの小さな商品までを総称して「モックアップ」と言われますが、僕自身「モックアップ」と言うと形状や大きさの確認に使用する大きな試作品のイメージが強いですね。
弊社が依頼を請けるダミーはどちらかと言うと小さな商品で、使用用途はデザインの最終確認や撮影用、商談用などで、色やデザインの再現性を要求されることが多いです。

●展示会用のダミー

当然ダミーを作るという事は、「まだ商品が出来上がっていない新製品」という事なので取扱いには注意が必要となります。だからホームページやブログなどでの公表は当然ご法度となるので詳しく出せないのですが、実は今日紹介するダミーは既に発売されている商品となります。
使用用途は「展示会での商品展示」です。

まずは完成品から
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実は表裏で違う商品の絵柄を入っているんです!
ちなみに今回は展示会での使用だったのでダミーとしては数が多く、36個の作成でした。

●作り方

それでは本日ご紹介したかったダミー作成の工程をどうぞ!

①数量が多かったのと、素材が透明フィルムだったので印刷(色校正)にて対応(写真がないのが残念!)

②組み立ての工程を考慮して両面テープ貼り付けてカット。
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③まずは筒状に。
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④袋の上部の形状は少し複雑なので、両面テープを貼る順番を間違えないように1つずつ慎重に貼っていきます。
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⑤上部が完成!
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⑥商品を膨らませるため、中にある物を入れ、あとは下部を④と同じ工程で貼付け。
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⑦最後に上部にパンチ穴を開けて完成!
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どうでしょうか?
こんな感じで、1個ずつ手作業で仕上げていきます。
ここで一番のポイントがどこかわかりますか?
実は②なんです!
両面テープの大きさや貼る位置をきっちりしておかないと、組み上がらないんです。料理と同じで、この「仕込み」が一番大事なんですよね。

ちなみに⑦のパンチ穴について。
穴の大きさは直径8mmのなんですが、ちょっと前まで「ポンチ」と呼ばれる物で開けていました。

ポンチの画像がコチラ↓
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金づちで叩いて開けるのですが、音が結構うるさく、また下に木材などを敷いてあげないと直ぐに刃こぼれが起きるんです。しかも工程上、最後に行うにも関わらずちょっと叩き方が弱いと穴が汚くなり、最悪の場合は作り直しにもなっていました。文房具用のパンチは直径が5mmか6mmと小さいので諦めていたところ、知人からハンドル式の8mmパンチがある事を教えてもらい、今では不良が出なくなりました!

今日紹介したダミーは袋ものでしたが、弊社では色々な商品ダミーを作成しています。新商品のダミーなので全て公表出来ない物ばかりですが、ダミーを作る「方法」で普段目にしない珍しいものもあるので、後日書きたいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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1972年1月18日生まれ。奈良県在住。大学を卒業後、製版会社、広告代理店を経て父親が設立したダイトー光芸(株)に入社。2013年5月より現職。 恵まれたクライアント様や協力会社様に育てていただきながら、日々奮闘中。

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