後継者の仕事

こんばんは。
三寒四温と言うように、確実に春へ近づいていると実感している今日この頃。

さて昨年末の話になりますが、ボクがいつも色々な事で刺激をいただいているNさんが社長に就任されました。
Nさんとの出会いは平成24年の9月。「若手後継者のための勉強会」のセミナーの後の交流会でした。
その当時はお互いが「後継者」の立場。「いずれは社長になる」事を想定しながら、悩みや不安の中で勉強していました。
そしてとうとうボクは4年前、Nさんは昨年末に“社長”になりました。

いざ“社長”という立場になって思う事。それは・・・
「勉強会で学んだ事を全然活かせていない」
って事です。
先日Nさんも同じような事を言っていましたね。
でも、勉強会に行っていたからこそ、何かモヤモヤとしていた不安な気持ちだったのを
「覚悟」というか、「心構え」が出来たのかなぁなんて思っています。

平成24年1月から始まった勉強会。そこで知り合った人達は、気が付けば多数の人が「社長」に就任しています。
皆それぞれ悩みながら日々、社長業に取り組んでいる事と思います。

それでは「後継者の最大の仕事」ってなんでしょうか?

●先代から引き継いだ会社を大きくすること?
●会社の伝統を守ること?
●事業を継続すること?
●業務内容を守ること?
●雇用を守る事?

どれも大切な事ばかりだと思います。
でもボクの中ではズバリ

「会社を存続させること」

だと思っています。
確かに先代が今まで培ってきた「伝統」や「やり方」はとても大切で、そのDNAを繋いでいくことも大切です。
でもそれがもし、今の時代に合わなければ・・・・
もしそれに縛られて時代に合わないまま変えなければ・・・・
世の中から必要とされなくなるでしょう。

「伝統」や「今までのやり方」に縛られていては時代に取り残され、気が付けば必要とされなくなってしまい、会社を存続させる事ができないってことなんですね。

だから変えるべきところは変えていかなければならない。

と、最近つくづく思います。

でもこれは「言うは安し、行うは難し」でなかなか実行できることではありません。
創業者ならともかく、ボクと同じような「後継者」となると、自分で興した会社ではないので今までのやり方を変えようとすると、必ず反対意見が出ます。先代や古参社員の意見を無視することも出来ないので、結局は「先延ばし」する場合が多くなります。
そこが後継者の立場を難しくするんですね。

でも後継者の皆さん、これからは我々の時代です。
会社を存続させるためには自分達が決断しないといけない。

考え方によっては
「すでに会社の土台は出来上がっており、ご贔屓にしていただいているお客様も沢山ある。このような環境を自分で創業して築いていけるのか?」と考えたら、今の環境がいかに恵まれているのかが実感できると思います。

ボク達後継者は それらの会社の財産を最大限に活用して、良いところは残しつつ時代に合わないやり方は変えていかないといけません。

当たり前のことですが、こんな事を感じている今日この頃です。

誰もが今の環境が一番居心地が良く、変えたくないものです。
でも世の中が急激に変化しているのに、会社が変わらなくても良いはずがありません。

だから目の前にある小さな事からでも良いので変えていけば、何かまた違う景色が見えると信じています。

とまぁ、今日は何か自分に言い聞かせるように熱く書いてみました。
さっ、明日からまた頑張って働くぞー!

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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1972年1月18日生まれ。奈良県在住。大学を卒業後、製版会社、広告代理店を経て父親が設立したダイトー光芸(株)に入社。2013年5月より現職。 恵まれたクライアント様や協力会社様に育てていただきながら、日々奮闘中。

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