こんばんは。
今週で3月も終わり、来週からはいよいよ4月ですね~。
今月末が決算という会社が多いと思いますが、弊社は8月末が決算なのでちょうど半分を越えたところ。
残り半分、頑張って参ります!
さて弊社のお客様の営業所がこの度移転されるという事で、挨拶状のお仕事をいただいています。
挨拶文の文章って色々と文例があって「これが正解」というものはないんですが、今回の仕事を通じて初めて知った事もあったので、その事を紹介したいと思います。
●句読点は必要?
ビジネスの案内状って「事務所移転」「役職の退任、新任」など色々な種類がありますが、こういった正式な文章には基本的に句読点は“入れない”というルールがあります。
皆さんがメールや手紙などの書くときは、句読点を入れますよね?ボクもこのブログの通り、入れています。
句読点を入れないと平仮名や漢字が連続する時などに読みにくいし、句読点を入れないほうが不親切なようにも感じます。
でも挨拶状などには句読点を入れない。今までは理由も分からず、単純に「入れないルールだから」って事で作っていました。
では何故案内状には句読点を入れないのか?
調べたところ「句読点は大人の文章を子供でも読みやすくするために作られたもの。句読点を入れるのは相手先を子供扱いにしている事にもなり、失礼になる。」という事らしいです。
だから正式な挨拶文では句読点を入れないんですね。
ただ「読みにくい」という観点から、最近では入れることも増えているので、決して間違いではないみたいですけどね。
●拝啓/敬具
「こんにちは」~「ではまた」などのように、挨拶文の始まりと終わりに述べる言葉になるのが「拝啓」と「敬具」ですね。ビジネスシーンに合わせて「頭語」と「結語」の組み合わせがあるので、適したものを選ばないといけないです。
記載の仕方は下図となります。
こんな感じで、細かなルールがあるのでご参考にしてもらえれば幸いです。
●「私こと」の書き方
最後に、役職に就任した時など個人的な挨拶状を出す際に書く「私こと」。
冒頭の時候の言葉が終わり「さて 私こと・・・・」と続けていくのが一般的です。
「私のことですが・・・」という意味なので、自分を謙遜する意味も込めてその行の末に下げ、さらにその他の文章よりも小さい文字で印字します。
レイアウト的には違和感があり、「間違っているのでは?」と思ってしまいますが、実は正しいんですね。
ちなみに「私こと」を「私儀(わたくしぎ)」と書く事もあります。
●最後に
とまあ、こんな感じで挨拶状にも細かな決まりのような事があるんですね。
ただ上記の事が決して正解ではなく、最近では句読点を入れたり文字の大きさを統一している挨拶状も多く見かけます。
皆さんも手元にある挨拶状を見て、参考にしてもらえたら嬉しいです。
時節柄、すでに挨拶状を作られたりしている人もおられるかもしれないんで、ご紹介するのがちょっと遅かったですね~。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

櫻井 一慶

最新記事 by 櫻井 一慶 (全て見る)
- 天皇陛下ご退位によるカレンダー制作の影響 - 2018年6月8日
- 東京進出へ。ダイトー光芸も変革の時 - 2018年4月12日
- エクスマセミナーに行って、一番実感したこと - 2018年3月14日