イラストレーターの透明機能の掛け合わせ

こんばんは。
弊社のFacebookを見ていただいている人は既にご存知かもしれませんが、先週金曜日は年に1度のボーリング大会でした。
弊社は「大阪市中小企業勤労者福祉サービスセンター(OCS)」という団体に所属していて、スタッフの福利厚生をサポートしていただいてます。
そのOCSが主催しているボーリング大会が先週の金曜日にあり、全社員で参加してきました。
1チーム4人制で2ゲームの総得点で競う団体戦と、2ゲームの合計得点を競う個人戦があって、過去には団体戦で2度ほど優勝したこともあります!
さて今年の成績は・・・・?

ご興味ある方はお問い合わせ下さい!

さて今日はタイトルの通り「Adobeイラストレーターの透明機能について」です。
ちょっと専門的な内容なので、今までイラストレーターを触ったことがない人にはちょっと難しいかもしれません。
デザインやクリエイティブな仕事している人、印刷業務に携わっている人など限定で読んでもらえれば幸いです。

今日のタイトルについてを書こうと思ったのは、先日フレキソ印刷の仕事で印刷会社さんから、次の言葉を言われた事がキッカケでした。

「透明機能は使用しないでください。もし使用しているのであれば、透明機能で重なっているところは分割して全て掛け合わせに作り直してください」

弊社のデザイナーが透明機能を使用したデザインを作っていたのですが、透明機能は製版出来ないとのこと。
確かに印刷の中には「透明」という考え方はありません。
だから透明効果を印刷しようとした場合、透明ではない状態にする必要があります。
要は「透明機能を使用していない状態」にするという事ですね。
だから今回の要望は理論上、正しいです。でも今の時代、わざわざデータで作り直す必要はなく製版段階で自動的に色分けされるのが一般的なので、ちょっとビックリした要求でした。
結論だけ言うと今回はそのまま入稿してもOKになりましたが、そんな事がキッカケで「透明の掛け合わせって、どうなってるんやろ?」って疑問が沸いてきた訳です。

さて突然ですが問題です。
下記の「A」の掛け合わせはどうなっていると思いますか?
透明機能

答えは当然①ですね。
重ねているのに色が薄くなるはずがありませんよね。

それでは、次の問題は?
透明機能1

答えは④なんです。

では最後はちょっと難しいですが、これは?
透明機能2

この答えも④なんです。

●正解

ボクは最初②の考え方だと思ってました。
それで実際イラストレーターで色を作ってみたんですが、微妙に違うんです。
そこでネットで色々と調べると下記のような式が出てきました。

透明の掛け合わせ=(1-((100-基本色の網パーセントの値)÷100)
×((100-合成色の網パーセントの値)÷100))×100

何か複雑な計算式ですね。
でもこの計算式をもとにイラストレーターで作るとピッタリの色に。
以下はネットで出てきた文章をそのままコピーペースト。

CMYKの場合は「減色法」ですので、基本色・合成色の部分の計算方式が異なり、
100%分から対象オブジェクト分の網パーセントを引いたものを代入しなければなりません。(結果の値も同じ)
また、上記の式で255で割っているのはRGBの値が8bitのRGBカラーのためで、
最初から%になっている網パーセントでは255で割る必要がありません。
つまり基本の式は「乗算」の名の通り、
結果の値 = 基本色×合成色
ということになります。

読めばより分からない事が増えた感じですが、要はCMYKは減色法なので“1”から網のパーセントを引き、それぞれ同じ色同士を「掛け算=乗算」、さらに“1”からその乗算した数字を引けば「透明の掛け合わせ」の色になるという事みたいです。
(何か自分で書いても何となくしか理解できません!)

こうなると「詳しい人に聞こう」って事で、周りの人に聞いたのですが、上記の事を正確に説明できる人は、弊社のスタッフにも弊社の取引先の印刷会社にもいませんでした。
結果、今回わかった事は「透明機能は複雑で難しい事になっている」という事でした。

さて、それでは最後に問題の答え。
先ほどの計算式から割り出すと下記になります。
透明機能 正解

何か今日はいつも以上にメチャクチャな内容で結論もまとまらないままですが、これ以上説明も出来ないので終わりたいと思います。すみません。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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1972年1月18日生まれ。奈良県在住。大学を卒業後、製版会社、広告代理店を経て父親が設立したダイトー光芸(株)に入社。2013年5月より現職。 恵まれたクライアント様や協力会社様に育てていただきながら、日々奮闘中。

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